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Mamma Mia!イタリア子育て事情2「ローマお引越し編」

いざローマへ!

来る4月。長いような短いような約2か月の郊外でのホテル暮らしを経て、我々はようやくローマへ引っ越しました。娘をかわいがってくれたホテルのスタッフとも涙の別れを告げ、いざ新居へ。ローマ!というと、素敵な響きですが、引っ越し先はローマの端っこ、東京でいうと練馬区?あたりのまたしても郊外。

 

新居は、地下鉄の終点駅から徒歩15分ほどのアパルトメント(マンション)。中心地と違って、人もそこまで多くなく、閑静な住宅街といった感じです。家の周囲には小さな公園がたくさんあり、スーパーも徒歩圏内で、子育て世代にはぴったりです。

イタリア公園

石神井公園的な公園、EUR湖のほとりはお花見もできます。

 

 

ベビー、最優先?!

日本では、電車やバス、飛行機などで優先席や優先搭乗など、子ども連れだと優先されることがありますよね。イタリアでも、もちろん電車やバスに優先席があります(バスは市内バスの話ですが)。でもそれ以外も優先されるケースがあるのです。

 

それは、スーパーでのこと。ベビーカーを押してレジで順番を待っていると、私の前に並んでいた婦人が何やら指さして、前へ行きなさい、といったジェスチャーをするのです。最初は私が買い物をしない、と勘違いしているのかと思っていたのですが、よく聞いてみると、どうやら私がベビーカーを押しているので、順番を譲るということ。日本ではありえないシチュエーションにびっくりです。

 

さらに、驚きは続きました。家族で、とあるレストランに行った時のこと。入口には順番待ちをしている人がわんさかいる中、明らかに私たちのほうが後から来たのに、優先して席を案内してくれたのです。申し訳ない、という顔をする私たちに、順番待ちの人たちは一切嫌な顔もせず、それどころか、娘を見てほほ笑みかけてくれていたのです。

 

この驚きを、ローマ在住の先輩ママ友に話したところ、よくある話だとか。イタリアは子どもにやさしいので、いろいろ優先してくれるそうです。子どもに優しいと聞いてはいたものの、ここまでとは…。

 

イタリアでは、赤ちゃん・子どもはとても可愛がられている、と前回書きましたが、生活をしてみて、さらにその思いを強くしました。

 

子ども服・おもちゃ・絵本

海外の子ども用品ってかわいいイメージがありますよね。日本でも海外ブランドの子ども服ってかわいくて、ついつい買いすぎちゃうことも。なので、今回のイタリア赴任は、その意味では期待に胸を膨らませていました。

 

はたして…。結果は期待以上。カラフルな洋服が、生まれたての赤ちゃん用から5歳くらい用までたくさん取り揃えられています。私が驚いたのは、もちろん洋服のかわいさもなんですが、街のいたる所に子ども服ショップがあるということ。この間まで住んでいた郊外の街にも目抜き通りに2,3軒、ショッピングモールにも10軒弱(ファミリー層狙いだからかもしれませんが)、そして何より驚いたのは、観光地の中心街でも必ずと言っていいほど数軒のベビー服店があることでした。イタリアの出生率は日本とそこまで変わらない=そこまで子どもの数は多くないはずなのですが、どこを歩いても子ども服の店があるのは嬉しいことでした。

イタリア子ども服

ファストファッションのお店にもベビー服のコーナーが結構あります

イタリア子ども服

ボローニャの旧市街にもベビー服のお店が。手作りの洋服におもちゃが並んでいました

 

ベビーフード・おやつ

ここまで子どもに優しい国と書いてきましたが、これは日本のほうが良いな、と思ったことが一つ。それは、ベビーフードとおやつです。

 

前回のレポートでベビーフードがどこでも売っていると書きましたが、そのベビーフードも離乳食前期向けのフルーツや野菜、お肉などのペーストです。離乳食が始まったばかりのころくらいは重宝しそうですが、離乳食後期のモグモグ期やカミカミ期時に最適かと言われると首をかしげてしまいます。また日本では、その赤ちゃんの月齢にあわせて鮭ごはん、チキンピラフなどいろいろな味のベビーフードが売られているのに対し、イタリアでは先に述べたように、何かしらのペースト状のもののみ。赤ちゃん用のお弁当がある日本に比べると、ちょっと寂しい気もします。

 

また、赤ちゃん用おやつですが、日本だと赤ちゃんせんべいやぼうろなどがありますよね。甘さも抑えられていて、口の中で溶けやすくなっている優れものです。一方イタリアのおやつは、一応赤ちゃん用ビスケットなどは売っているのですが、味見してみてびっくり。大人の私でも少し甘いんじゃないかな…と思うほどの甘さです。もちろん日本にあるようなおせんべいはないので、販売している赤ちゃん用おやつといえば、ビスケットのみ。そのほかおやつで思い浮かぶのは、公園で子どもたち(2,3歳くらい?)が食べていたプレーンピザ(ピザ生地をオリーブオイルと塩で味付けしたもの)の切れ端など。我が家では、虫歯が怖いので、ビスケットは与えず、お米を固めたクラッカーをおせんべいの代わりに与えてます。ちなみにこのクラッカーは子どもむけではなく大人がおつまみのように食べるためのものでイタリアのスーパーではどこでも売っています。

 

イタリアで売っているお菓子や菓子パンはかなり甘い味付けですし、イタリア人はエスプレッソにこれでもか!というくらい砂糖を入れているところを見ると、甘い味付けが当たり前のお国のようです。イタリアは素晴らしい国ですが、おやつの習慣だけは真似しないでおこうと思います(笑)。

 

それでもやっぱりのびのび子育て

日本でももちろんベビーカーで道を歩いていると、たまに「あら、かわいいねえ」と声をかけてもらうこともありますが、イタリアはその10倍は声をかけてもらっていると思います。お国柄、民族的な違いがあるので(日本人はシャイ、イタリア人は人懐っこいというイメージ)、一概には何とも言えないのですが、子連れでも、いえ、子連れだからこそ道を明るい気持ちで歩けるイタリアはいい国だなあ、と改めて思うのでした。

イタリア公園

昼の公園は子どもたちとその親でいっぱい。

 

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