読書の秋に新コーナー「東京子どもと本をつなぐ会」による「今月の推しの1冊!」
練馬区立図書館や区内の書店にてお手にできるおすすめの本をご紹介します。
紹介者:立花美和「東京子どもと本をつなぐ会」代表/出版文化産業振興財団JPIC読書アドバイザー/ねりこそ団体会員
乳児向け
『Sassyのあかちゃんえほん ぱくぱく』
監修 Sassy/DADWAY 文・絵・デザイン LaZOO(KADOKAWA)
新生児が初めに認識できるのは白と黒のようです。だんだんと赤色が分り原色を好むようになる
と言われています。この絵本はビビットカラーで、丸い目のついたものやリズムの良い言葉など赤
ちゃんの大好きなものが盛りだくさんです。
ファーストブックに選ぶなら、目と心と脳の発達を考えたこのご本がおすすめです。
幼児~小学校低学年向け
『パパとタイガのとびっきりキャンプ!』
さく セバスチャン・ブラウン やく 聞かせ屋。けいたろう (教育画劇)
コロナ禍で外出を控え、自宅の庭やベランダでキャンプ気分を楽しむのが静かなブームとのこと。そんなお家キャンプにおすすめなのがこの絵本です。色づかいがきれいで細部までが楽しい絵
に、文章がとても面白いのです。来年はトラ年、読み聞かせの導入本にもぴったりです。
翻訳された「聞かせ屋。けいたろう」さんは、練馬区ご出身の作家さんです。たくさんのご本を出されています♪
小学校中学年~大人向け
『賢治童話ビジュアル事典』
監修 中地 文(岩崎書店)
星が美しい季節になると宮沢賢治作品を懐かしむ方も多いかと思います。でも今の子どもには出てくる用語になじみがなく難しいと言われています。そこでこの事典、「幻燈」「ラッコの上着」など大人でも説明しづらい事物が、美しい写真入りで解説されています。
国語・社会科の学習にも役立ちますので、お近くの図書館や学校へ購入本のリクエストをなさってみてください。
練馬区立図書館 こどもページ https://www.lib.nerima.tokyo.jp/kodomo/index.html