今月の推しの1冊![2022年5月]

今月の推しの1冊
「東京子どもと本をつなぐ会」による「今月の推しの1冊!」
練馬区立図書館や区内の書店にてお手にできるおすすめの本をご紹介します。

紹介者:立花美和東京子どもと本をつなぐ会」代表/出版文化産業振興財団JPIC読書アドバイザー/ねりこそ団体会員

乳児向け

『ふう ふう ふう~』

作/やすいすえこ 絵/夏目尚吾(ひさかたチャイルド)


乳児さんが好むといわれる正面向きのお顔の動物たちが、うどんやスパゲティを食べています。「たぬきくんなにたべてるの?」と読み語りすれば、食べることへの興味をうながしてくれます。
ひとり読みができる幼児期迄長く楽しめる絵本です。

幼児~小学校低学年向け

『とらのこさんきょうだい かえうた かえうた こいのぼり』

作/石井聖岳(講談社)


とらのお父さんが、垣根に鯉のぼりをくくりつけたのでとらの子達は大喜び。「くもよ~りた~か~いこいの~ぼ~り~」と、かえ歌の合唱が始まります。いつまでも元気に続くかえ歌にお父さんは困り気味…。
絵も歌も面白い読み聞かせで大人気の絵本です。

小学校中学年~大人向け

『焼けあとのおにぎり』

作/うるしばらともよし 絵/よしだるみ(国土社)


太平洋戦争が敗戦で終わり、祖母の家に疎開していた小学生のキヨシは、東京へ家族を探しに戻ります。祖母は着物をお米に替えて白いおにぎりを持たせてくれました。焼け野原の東京をさまようキヨシは…。
テレビで爆撃やその犠牲を伝える報道にふれる今、戦争とは何か皆で考える機会となる絵本です。

練馬区立図書館はたくさんの子どもの本に出会えます!
練馬区立図書館 こどもページ https://www.lib.nerima.tokyo.jp/kodomo/index.html

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