今月の推しの1冊![2022年6月]

今月の推しの1冊
「東京子どもと本をつなぐ会」による「今月の推しの1冊!」
練馬区立図書館や区内の書店にてお手にできるおすすめの本をご紹介します。

紹介者:立花美和東京子どもと本をつなぐ会」代表/出版文化産業振興財団JPIC読書アドバイザー/ねりこそ団体会員

乳児向け

『あーん』

作/市原 淳(えほんの杜)


正面向きのお顔の子どもや動物が「あーん」と大きな口で、ケーキやにんじんを食べています。
丈夫な身体を作るためには食べることへの興味をうながすことが大事です。
この絵本も乳児さんの好む特徴を良く考えて作られています。

幼児~小学校低学年向け

『カエルのおでかけ』

作/高畠那生(フレーベル館)


天気予報がはずれて外は大雨。カエルは大喜びでびしょぬれになりながら出かけて行きます。
雨でぐちょぐちょのカツバーガーを食べ、服をぬいで雨にあたります。楽しい絵とあべこべなお話に引き込まれて読んでいると、多様な価値観がある事に気づかせてくれます。

小学校中学年~大人向け

『虹色ほたる 永遠の夏休み』

作/川口雅幸(アルファポリス)


1年前に父を亡くした小学6年のユウタは、父との思い出の場所へ行き、30年以上前にダムに沈んだ村へタイムスリップしてしまいます。
夏の朝や夜の匂い、過ぎ去った夏休みを思い出しながら、一気に読めるファンタジーです。
SNS発の小説が2007年7月に書籍となり、アニメ映画の原作にもなっています。

練馬区立図書館はたくさんの子どもの本に出会えます!
練馬区立図書館 こどもページ https://www.lib.nerima.tokyo.jp/kodomo/index.html

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