今月の推しの1冊![2022年12月]

今月の推しの1冊
「東京子どもと本をつなぐ会」による「今月の推しの1冊!」
練馬区立図書館や区内の書店にてお手にできるおすすめの本をご紹介します。

紹介者:立花美和東京子どもと本をつなぐ会」代表/出版文化産業振興財団JPIC読書アドバイザー/ねりこそ団体会員

乳児向け

『まどから おくりもの』

作・絵/五味太郎(偕成社)


サンタクロースがやってきて、窓からおくりものを配ってまわります。
あわて者のサンタさんが思い違いをしてプレゼントを選ぶのが面白いしかけ絵本です。
長く楽しめるので初めてのクリスマスプレゼントにおすすめです。
※ しかけ絵本は必ず保護者の方の目の届くところで遊ばせてください。

幼児~小学校低学年向け

『サンタ・クロースからの手紙』
(クリスマス レターつき)

作/J.R.R.トールキン 編/ベイリー・トールキン 訳/瀬田貞二・田中明子(評論社)


『指輪物語』の作者J.R.R.トールキンは、わが子へサンタ・クロースになりきって手紙を書いていました。
20年以上続いた手紙には、すばらしい絵も描きそえられていました。
もとの手紙は、オックスフォード大学のボドレー図書館に保管されていますが、日本の私達もこんなにステキなしかけ絵本として手にする事が出来るのです。

小学校中学年~大人向け

『からくり夢時計』

作/川口雅幸(アルファポリス)


小学6年生の聖時(せいじ)の家は時計店を営む父と年の離れた兄との3人家族。
冬のある日、父に叱られた聖時が作業部屋に隠れると、不思議な鍵を見つけます。
幼い頃に死別した母親や祖父と家族のかけがえのない時間にタイムスリップした聖時…。
読めば泣けて、涙の分だけ清らかな気持ちになれるクリスマスにおすすめのファンタジーです。

練馬区立図書館はたくさんの子どもの本に出会えます!
練馬区立図書館 こどもページ https://www.lib.nerima.tokyo.jp/kodomo/index.html

今月の推しの1冊トップページ