今月の推しの1冊![2023年7月]

今月の推しの1冊
「東京子どもと本をつなぐ会」による「今月の推しの1冊!」
練馬区立図書館や区内の書店にてお手にできるおすすめの本をご紹介します。

紹介者:立花美和東京子どもと本をつなぐ会」代表/出版文化産業振興財団JPIC読書アドバイザー/ねりこそ団体会員

夏休みが待ち遠しくなる海や川に関するご本3冊のご紹介です。

乳児向け

『がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん』

作/安西水丸(福音館書店)

「がたんごとん」と、海辺を走る汽車にアイスとスプーンが「のせてくださーい」と乗りこみます。
「がたんごとん ざぶんざぶん」と進んでいくと…。
リズムの良い言葉とシンプルな絵に乳児さんが集中してきいてくれます。以前に練馬区のブックスタートの配布本としても大人気となった『がたんごとん がたんごとん』の続編本です。

幼児~小学校低学年向け

『川まつりの夜』

作/岩城範枝 絵/出久根 育(フレーベル館)

リュウは電車に乗り初めてひとりでおじいちゃんの家に泊まりに行きました。
家の前の道は風がよく通り、遠くから笛と太鼓の音が聴こえてきました。
その夜、目を覚ますとおじいちゃんは寝ています。
音は大きくなり裏口の戸を開けると…。
とても不思議な出来事が、やわらかいタッチの絵で描かれ優しくて少し切なくなる物語です。

小学校中学年~大人向け

『なみのいちにち』

作/阿部 結(ほるぷ出版)

「あさだ!」新しい太陽が顔を出して「なみ」のいちにちが始まります。
寝坊のカモメを起こし、働き者の漁師さんを家族と見送り、なみは歌います。
子ども達と遊び、午後はお昼寝。すてきな出会いに立ち会えたりします。月が顔をだすと、今夜もお客様がやってきます…。
宮城県気仙沼市生まれの作者が描いた、海の豊かな一日の美しい絵本です。
練馬区立図書館はたくさんの子どもの本に出会えます!
練馬区立図書館 こどもページ https://www.lib.nerima.tokyo.jp/kodomo/index.html

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