今月の推しの1冊![2025年1月]

今月の推しの1冊
「東京子どもと本をつなぐ会」による「今月の推しの1冊!」
練馬区立図書館や区内の書店にてお手にできるおすすめの本をご紹介します。

紹介者:立花美和東京子どもと本をつなぐ会」代表/出版文化産業振興財団JPIC読書アドバイザー/ねりこそ団体会員

1月は、1年間の健康を祈念して「食べ物」に因んだ絵本のご紹介です。

乳児向け

『ふうふう おいしいね』

作/たしろ ちさと(福音館書店)

赤ちゃんが、自分でスプーンを持ち「ふうふう」してコーンスープを飲んでいます。
次は、フォークを持ちうどんを食べます。ホカホカなご飯に、ハンバーグも「ふうふう」して食べます。
離乳食が始まる頃に、食べることへの興味を促してくれる一冊です。

幼児~小学校低学年向け

『王さまのお菓子』

文/石井睦美 絵/くらはし れい(世界文化社)

フランスの新年を祝う伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」は、中に陶器の人形が隠されています。
これを引き当てた人は、その日「王さま・王女さま」となり皆に祝福をされるのです。
このお話の主人公のミリーは、陶器で出来た人形です。
パティシェに「君は誰を幸せにするのだろう。」と言われパイの中へ……。
人への優しさにあふれた物語です。

小学校中学年~大人向け

『給食室のいちにち』

文/大塚菜生 絵/イシヤマアズサ(少年写真新聞社)

小学校の給食室の一日が描かれています。
栄養士さんの仕事の内容や調理員さんたちの身支度の様子、また、その日の具材の数量・種類などの点検と受け取りから、調理、片づけまでがわかります。
リアルなイラストは、その場に自分も立ち会っているような気持ちになります。
学校で当たり前のように食べている給食は、沢山の方の栄養管理と衛生管理で守られていることを知る事ができます。

練馬区立図書館はたくさんの子どもの本に出会えます!
練馬区立図書館 こどもページ https://www.lib.nerima.tokyo.jp/index1.html

●推しの1冊バックナンバーはこちら●