【出産体験談】自宅出産【後編】

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定期検診

助産師さんの定期検診は自宅に来てやってもらうので、とっても快適です。

自宅の体重計に乗り、トイレで尿を直接検査紙にかけて出てきた色をチェック。寝転んで血圧、子宮の長さなどを測ってもらう。お腹を触って頭が下にある事を確認。ここでだいたい何キロあるかとか教えてくれます。触っただけでわかるなんてすごい!そして全身マッサージ。すっごい体が温かくなります!(37週入るとサブの助産師さんも来てくれるので二人がかりでマッサージしてもらいます。至福!)

後は不安な事などがあれば相談したり。雑談したり。上の子もすっかり助産師さんになついて、いつも楽しみにしていました。印象的なのは、「万が一助産師さんが間に合わない場合のお産の仕方」のレクチャーがありました。経産婦はけっこう間に合わないことがあるみたいで、鴫原さんがくまのぬいぐるみを赤ちゃんに見立てて実演指導(笑)今思い出すと面白いけど、その時は必死でメモる私でした。

産まれる~!

そしていよいよお産当日。朝起きると7分間隔だったので、電話。経産婦なのですぐに来てくれました。でも思ったより進まず、散歩したり階段上ったり下りたりジャンプしたり。夜になってようやく本格的に痛くなり、子宮口も8センチに。しかし私はいきみかたをすっかり忘れていて、お尻に手をあてられて「ここに力いれて」と言われても「わかりません!」と叫んだり。足にお灸された時にゃあ「熱い~~!!!」と叫んだりで完全に近所迷惑だったかも。

しばらくして、子宮口が全開になったと同時にスポーンと頭がでる。あっという間に体もでて、ガバッと服を脱がされて、ドンとお腹に赤ちゃんを置かれる。ヌルヌルだけど不細工でかわいい!夫も隣でウルウル。「よくがんばったねー」と感動している様子でした。

そのとき上の子はリビングで録りだめしていた「アルプスの少女ハイジ」を見ていました。あのテーマソングが延々ループしてましたよ。その後胎盤も無事に出て、すぐに授乳。片方1時間ずつ!出産直後なのに母乳も出たし、赤ちゃんもがっつり飲んでビックリしました。最初にしっかり飲ませとくと、後の母乳育児が楽になるらしいです。実際、現在産後6か月ですが順調です。陣痛がきてから時間がかかったのは、太り過ぎで産道に肉がついていたからだそう。ハイ、結局13キロぐらい増えていました今さら反省しても時すでに遅し。産後2時間様子を見て、助産師さん達は帰って行かれました。

産後の検診

助産師さん達は産後1日目、2日目と赤ちゃんのお風呂、母体の経過観察とおっぱいマッサージをしに来てくれました。かなり順調で2日目なのにシャワー許可も。もう普通に座れるように!赤ちゃんの顔色見て、黄疸も大丈夫そうなので、3日目の検診は無しに。

自宅で産むと産後が楽って聞いていたけれど、本当に産後ボロボロだった前回と比べ物にならないぐらい元気でした。その後、7日目にも訪問。先天性異常の検査もしてくれました。1ヶ月検診も自宅まで来てくれます。最後はかと思うとなんだかさみしかったです。

産後の生活

夫は約束通り1週間休んでくれて、家事と育児を全てこなしてくれました。その後も早く帰ってくれて、結局1ヶ月私は上げ膳据え膳状態でした。彼のおかげで自宅出産できたようなものです。感謝!!

上の子は区のこんな制度を使ってみました。練馬区HP/短期特例保育
保育園は空きがなかったので、近所の保育ママさんにお願いしました。私の体も休める事ができたし、上の子も楽しかったみたいで、ものすごく助かりました

出産のお金はお産当日の深夜料金含め、33万ちょっとでした。前は50万ぐらいかかったし、えらい違いだ!(前回は大阪で産みました)検診の費用もその場では払うものの、産後保健所に無料券と一緒に領収書を持って行くと戻ってきます。

第二子はみんなのアイドル状態で、上の子もやきもちやいて意地悪するどころか、溺愛で制止されたりしています。こういうのもひょっとしたら立ち会えたからなのかもしれません。いろいろ悩んだ今回の出産ですが、やっぱり家族みんなで新しい命を迎えられて本当に贅沢で幸せな体験でした。しかし、泣き声がたまにヤギのようです。クルクルクルメエーーーって。ハイジの呪いか??