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2018年に第二子の女の子を出産したI.Nさんの体験談です。(コロナ禍前のエピソードです)
里帰りするかどうか…
2人目出産で一番悩んだのは、里帰りするかどうかです。
我が家の選択肢は「実家(東京)に里帰る」「義理実家(埼玉)に里帰る」「里帰りはしない」の3つ。
ただでさえ環境が変わってしまう上の子(当時1歳8ヶ月)のことを考え、上の子が可能な限り日常生活(自宅での寝食や保育園での生活)を保てるようにと里帰りはしないことを決断&会社員の夫には1週間だけでも育休をとってほしいと提案しました。
が、実母・義母は「産後の無理はダメ!!」と大反対。夫も「育休は雰囲気的に取りづらい…」とNG。。
結局、義理実家を頼ることに決めました。
私と義両親との関係性が良好だったこと、義理実家であれば夫も一緒に里帰り可能(義理実家から通勤が可能)だったこと、上の子がじぃじばぁばに懐いていたことが決め手でした。
陣痛に備えてのシミュレーション
上の子がいる中での初めての出産。急に陣痛が来たときの対処法も悩ましく、色々なシミュレーションをしました。
・平日日中→上の子は保育園の延長保育で待機、お迎えは義両親(仕事が終わり次第)で上の子はそのまま義理実家へ、夫(立ち会い希望)は職場から病院へ。
・夜中&土日(夫がいる場合)→私が病院へ向かうタイミングで夫が上の子を義理実家へ、その後夫のみ病院へ。
・平日夕方(上の子帰宅〜夫帰宅までの間)→義両親・夫の中で一番早く自宅まで来れる人が上の子をピックアップ、それまでなんとか耐える。場合によっては上の子を連れて病院へ。
義両親や夫とイメトレをしたり、LINEグループを作っておいたり、子供のパジャマ・着替え類を義理実家に先に置いておいたり、保育園にも急な延長をお願いするかもしれない旨を伝えたり、できる準備をして心を落ち着かせていました。
出てこない赤ちゃん
色んなシミュレーションをするもなかなか出てこないのんびりやの赤ちゃん。予定日を過ぎて推定3500gを過ぎてもまだまだなんの気配もなく、そのうえ私が風邪をこじらせ気管支炎で咳が止まらなくなり、最後の1週間は見かねた義父がお迎えを代わってくれました。(お迎え&帰り道の公園遊びのためだけに義理実家から練馬に来てくれました….本当に感謝。。)
定年後で融通が効くとはいえ仕事もしている義父に申し訳ない思いでいっぱいでしたが、このとき上の子は毎日じいじと遊んで仲良し度MAXになったことで、私の入院中も大きな不安なく義理実家でじぃじばぁばとの生活を楽しめたのかなと思っています。
結局、予定から10日経ったところで促進剤投与のため入院となりました。
日曜の朝、義理実家へ向かう夫と上の子を見送って、1人でのんびりと病院へ向かう私。その日は久々に1人の時間を過ごし、夜ももうすぐ産まれてくる赤ちゃんより上の子のことが気になってしまったのを覚えています。
ついに出産
2人目はつるんという話はよく聞きますが、娘は相当なのんびりやだったのか、促進剤を入れてもなお出てこないという強者ぶり。
しかし先生と 「このペースだと明日に持ち越しかもね」「え〜」なんて会話をした直後、急にやる気を出したのか(?)やっと陣痛らしい陣痛が襲ってきて、そこからはあっという間に間隔が短く&痛みもガンガンと強くなり、すぐに痛みで訳わからない状態に。麻酔が効いたあとは痛みも落ち着き、最後はとても落ち着いてリラックスした中で産むことができました。
1人目のときと違い、なかなかお腹の赤ちゃんに向き合えず葛藤や不安もあった2人目妊娠生活。
頭が見えて赤ちゃんの身体が見えて泣き声が聞こえた瞬間、そんな思いが全て吹き飛ぶくらいの愛おしい気持ちになりました。