2024年度秋にねりこそナビ@なび班で企画した「保活お話会」で、「復職準備についての情報がほしい」という声をいただきました。そこで、3年前に1回目の復職を経験し、この春に2回目の復職を迎えるねりコジ(2児のワーママ/育休後アドバイザー※)から、「超個人的復職準備TODOリスト」をご紹介します♪
※「育休後アドバイザー」とは、「特定非営利活動法人 女性と仕事研究所」が養成しているもので、「職場や地域で仕事と育児の両立に悩んでいる人に的確なアドバイスができる人」を指します。
一般的な「復職準備TODOリスト」
SNSや子育て情報サイトでよく目にする復職準備TODOには、次のような項目がありますよね。
〇日々の生活準備
- 片付け・断捨離をして生活環境を整える
- 家事・育児の役割分担を家族と話し合う
- 便利家電やサービス(食材宅配や家事代行など)の導入を検討する
〇有事の対応準備
- 緊急時の保育園お迎え体制を確認する
- 子どもが病気のときの対応を家族と話し合う
- 必要があれば病児保育や病児シッターに登録する
1回目の復職経験から振り返ると、確かにどれも大事なTODOでした。
「超個人的復職準備TODOリスト」
ここからは、私自身が実際にやっておいてよかったことや前回の復職経験から今回TODOに追加したことを公開します。もれあり・だぶりあり・レベル感バラバラですが、どなたかのお役にたてますように!
① 子どもの預け先とのコミュニケーションは前向きに、丁寧に
3月は保育園や幼稚園の入園説明会・面談に行かれた方も多かったのではないでしょうか。保育園や幼稚園は子どもにとって「昼間のおうち」。子どもが安心して過ごせなければ、親も安心して働けませんよね。少しでも不安に感じていることは事前に先生に相談しておきましょう。例えば我が家の第2子はとてもよく食べるため、平均量で用意されたご飯では足りない!と泣き叫ぶだろうなと思い、事前に保育園のお試し昼食会に参加し、その旨を先生方にお伝えしました(昼食会でも、平均量60グラムのところ90グラムペロリでした…)。
可能であれば園庭開放などに参加して、入園前にお子さんを場に慣らしておくのもおすすめです♪
② かかりつけ医以外にも通える小児科を確保する
復職に備えて多くの方が耳にされていると思うのですが、保育園入園1年目の子供は、本当によく体調を崩します。もちろん個人差はあるので、全く休まない!という場合もありますが、その過酷さから「病気のスタンプラリー」と評されることも。
(リアルな体験談はぜひこちらをご覧ください→「実録!保育園1年目はどのくらい休んだか」)
かかりつけ医の先生に診てもらうのは大切ですが、急な休診や予約がとれないリスクに備えて、小児科の診察券は2カ所以上持っておくと安心です。・・・と思い、私は3つの小児科の診察券をゲットしていたのですが、そのうち一か所がなんと3月で閉院することが決まりました。涙
③ 復職前の上司との面談はじっくりと
皆さんの職場では復職面談はありますか?私の職場では、復職1か月前に人事から復職者に対して「復職前に上司に復職面談のアポをとってください」というメールが送られ、復職者が上司に連絡をし、面談をします。ただ、そのメールには復職面談で具体的に何を話せばいいか、が一切書かれていないため、上司も困るだろうな、と感じていました。そこで、前回の復職時には自ら「復職面談シート」を作成・記入し、事前に上司に送ってから面談を迎える流れを作ってみたのですが、それを見た部門人事は好反応!翌年、自部門では「復職面談シート」が仕組み化されたのでした♪
特に、この項目は作っておいてよかったな・・・と思うのは、下記の3つです。
a(上司記入欄)・・・復職者に期待する役割・成果
b(本人記入欄)・・・aに対して自身の強み(育休中にアップデートしたことを含む)をどのように発揮したいと考えているか
c(本人記入欄)・・・復職後の生活のシミュレーションを踏まえた働き方の希望
できればaの部分だけは面談前にヒアリングしておくと、それを踏まえてbが記入できるため、面談がより充実するかなと思います。
④ 余暇の貯蓄をしておく
私にとって復職後の毎日は、「息継ぎのない遠泳」でした。息が苦しいから息継ぎをしたいのに、息継ぎをする時間もない(笑)!復職前には、余暇のラストスパートがおすすめ!楽しかった思い出が、復職後のあわただしい生活の心の支えになるはず。
⑤ パートナーとの役割分担は最適解を探し続ける
例えば我が家の場合、「食事を用意する」という家事において、前回の復職後は
・買い物・料理・・・私
・皿洗い・皿整理・・・夫(と食洗器)
という役割分担でした。でも気づいたのです。今年の4月以降は、私より夫の方が在宅の日が多くなりそう。そもそも「料理」は私もさほど好きではない。そこでまずは週1回、夫が作る日を設けるため現在絶賛トレーニング中です(ミールキットですが)。また、前回の復職後、なんとなく固定化した「緊急時のお迎え対応はママ」という体制をもっと柔軟にするため、我が家は、この春、保育園からのお迎えコールの第一受信者を私から夫に切り替えます。
最後に
「超個人的復職準備TODOリスト」はいかがでしたでしょうか?
色々と書き連ねてみたものの、どんなに準備をしても、子どもの様子は復職&保育園デビューしてみないとわからないのが現実です。保育園1年目にほとんど休まなかった子もいれば、梅雨時に毎週病気をもらい、10日しか出勤できなかったママも…。ちなみに私の同僚の中には、そもそも慣らし保育が5月までかかったという人がいました。
どんな状況になっても「まぁ、そういうこともあるよね」と受け止められるように、今できる準備をしておくと安心です。
以上、ねりコジでした♪