保育園ママ 保活体験談

現役保育園ママのスタッフうにこから、保活を始めようというママに向けて 体験談をお送りします。

スタッフ うにこ
★子ども★
4歳 娘
1歳 息子

はじまり

娘4歳と、息子1歳。毎日元気に、保育園に通っています。思い起こせば、ちょうど4年前が、今に続く保活のはじまりでした。

よし、そろそろ保育園探すか!と気合いを入れたのは、はじめての出産から半年後の2014年8月ごろ。と言っても、いきなり近所の保育園をあたるのではなく、まずは家族会議でした。来年1歳になっている娘が日の大半をすごすことになる大事な保育園えらび、夫の思いをきいたら・・・自分も見学をして、一緒に保育園をえらびたいと言ってくれた!なので、「両親でとことん調べて、納得した保育園」を最優先においてのスタートになりました。

まず、去年度の申請締め切りなどを参考に、いつまでに何を準備するかをざっとイメージ。育休中とはいえ、情報収集や見学はパパッとすませたい、せっかちな性格(笑)、さっそく近所の福祉事務所をのぞいてみることに。

担当の方はとても親切で、よかったら参考にと去年度の申請資料を渡してくれました。これがこれが、大当たり。練馬区内の保育所マップ(認可、認証、保育ママなどが施設別にまとめてありご近所が一目瞭然)、特色や保育時間など園ごとの詳細はもちろん、気になる保育料に保育指数、さらには補足で新設園情報まで入っていて・・・何度も読み返し、書き込み、もうこれしかいらない!というくらい、まさに保活のバイブル的存在でした。

見学へ

情報をしっかり手に入れたところで、いよいよ見学へ。

距離的にぎりぎり通えそうな園に的をしぼり、2ヶ月かけて見てまわりました。直接の電話予約から、もうチェックははじまります。電話口での先生の対応は、本当に色々。近所のおばちゃん的にあったかかったり、機械のようにそっけなかったり(本意でないにしても)確実に印象を左右するなぁと。

最初、夫と行けるからと土曜日で希望していたところ、先生が足りないのでとどこからも断られ、やっとひとつだけOKの園が。ただ、「園児が少ない土曜日ではなく、ご両親には日常の子供たちの様子を見た上で希望してもらいたいので、できれば平日の見学をすすめます」との事情が、ならばと結局は平日にひとりで見に行きました。この園は、他の条件もよく、のちに第一希望にしましたが、このエピソードも大事なえらぶ要素になりました。

見学をくり返し経験して、思ったことはズバリ、「見学なくして保活なし!」以下、こんな気づきがありました。

・希望を出しそうな園すべてに行く
 → たとえ希望順が最後の園でも、申し込んだからには内定が決まる可能性があります。決まったあとに万が一、資料だけではわからなかった問題が浮上した場合、「あのとき見に行って確認しておけばよかった」と後悔したくなかった。

・園に求めることや、質問に優先順位をつけておく
→ 見学時間は限られています。個別に多くの時間をとってもらえない雰囲気のときもあり、見学中でもどんどん質問、気になることはその場でクリアにすることを心がけました。

・園の印象が色濃くなる
→ 先生の園児への接し方、園児のすごし方や表情、掲示物や飾ってある作品、園の風景のあちこちから「うちはこうです!」という雰囲気を感じ取れます。特色ある保育で知人からの評判もよく、楽しみに行った園がありましたが、担当の先生と園児の様子が想像とずれていて残念に思ったことも。我が家の視点をもつ大事さにも気づかされました。

・送り迎えに無理はないか
→ 両親の通勤に間に合うか、祖父母のサポートは可能か、家や駅との距離だけでなく踏切や坂道も考慮しての通園時間など、考えられるケースをすべての園でシミュレーション。きびしいとわかった園は、どんなに他の条件がよくても希望をやめました。

「家がすこし遠いのね、決まったら毎日なのよ、雨でも台風でもね、うちは嬉しいけれど、よく考えて希望を出してね」と、親身にアドバイスをくれた最初の園のおかげで気づけたことです。
個人的に一番の、後悔しないポイント!!

・保育時間は充分か
→ 園庭あり認可園ならどこも希望にマッチすると思い込み・・・延長保育がない園があることを後で知り、冷や汗。

・とにかく話す!
→ 最初は緊張しましたが、説明をきき園ですごすうちに「先生って近所の先輩保育者なんだよなー」と身近な存在に。ざっくばらんな育児相談の場になり、思わぬ情報や激励をいただけたことも。本当に頼もしいです!

・一緒に見学したママと情報交換
→ リアルな他の園情報がきけました。子供の学年がちがえばライバルにならないので、がんばりましょうねと純粋に励ましあったことも。

見学の合間には、入園希望者対象のイベントにもいくつか参加。
4月から子育て支援制度が大きく変わるので申請方法が複雑になるとの情報を福祉事務所できいて、やや心配だったこともあり。

ただ、理解するためというより、こういう会を知ってて行かないで後悔するなら参加しなきゃという気持ちが大きかったかも?つくづく性格ですねー(笑)

資料の配布

月日は流れ、いよいよ申請資料の配布がはじまります。

・入園希望月から、申請締め切り日を確認

・申請に必要な書類の準備
→ 何が必要かは家庭の事情で異なります。職場や役所への依頼は早めにすませました。

・気になることは即相談
→ 福祉事務所に通い、判断できないことは保育課にも電話でつないでもらいました。
そしてここでも後悔したくない性格が(笑)どーーーしても顔と名前を保育課に知らせておきたく、決して近所ではない区役所本庁舎に、一度足を運びました。名前を出して相談したので、後の電話で「あ、○○さんですね」と言ってもらえたのは気楽でした。

・希望園のしぼりこみ
→ 保育時間、距離など条件を項目にした一覧表を作り、優先順位をつけました。ただ、希望園がかなりの数になったので、せっかくなら見学の前に作って書き込んでいけばよかったなと。

・伝えたいことは一筆
→ ただでさえ面識のない保育課の方たちに、提出書類だけで家庭の事情をすべて知ってもらうには限界があると思い、「週5・曜日不定なシフト制・日替わりな勤務地」な私の勤務状況を書いた手紙を添付。

情にうったえずそのままに。
誰かと保育指数が並んだ場合の判定材料になるかもと、思いつくことは何でもやりました。少なくとも「保育ぜったい必要!」感は伝わったかな?

そしてついに・・・

そしてついに申し込み前夜。チェックをすべて終えて、提出書類をクリアファイルにしまったときの緊張感と、翌日、これまで幾度となく通った福祉事務所の窓口で受理されたときの安堵感、忘れられません!

実際の結果ですが、一次は全滅、二次で希望を出し直した保育ママに、無事に内定をもらえました。

じつは、一次の直後に「保育ママに空きがあるよ、しかも近所」と思わぬ欠員情報を見つけたのは、夫でした。仕事の昼休みにこまめにチェックしてくれていたおかげ・・・!これで一転、気落ちせずに冷静に再申請ができました。

「ぜったいに入園させて4月に職場復帰、そして後悔したくない」このふたつの思いを最初から夫と共有し、二人三脚で動けたからこそだなぁと、今振り返ると思います。

最後に

最後に、毎日帰りがおそくてママと話す時間がないパパたちも、ここはぜひ!出来る限りママに寄り添ってほしいと思います。「娘の保育園の見学行きたくて有休とった」先輩パパが、ここにいますよっ。保活の道こそ色々ですが、思いは動けばかならず伝わり、形に、そして自信になります。

この体験談が、ひとつでも多くの行動につながればと願います。応援していますよ(^^)