いつ来るかわからな地震…日ごろからの点検、確認、準備が大切です。
家の中を点検しよう
避難拠点の備蓄品は、最小限の分量(例えばアルファ化米なら700人×1日分)しかありません。また、小さい子連れでの避難生活は、お互いのストレスになるので、安全であれば家にいるのがベストです。そのためにも、我が家を「災害に強い家」に変えましょう!
室内をCHECK!
- 寝る場所の周りに、危険なものはありませんか?
- 転倒しそうな家具や、割れそうな窓ガラスはありませんか?
- 窓には、窓ガラス飛散防止フィルムを貼りましょう。
- 部屋のドアは物でふさがないように。
- 本棚などの家具は、L字金具などで固定。
- 棚などの下には、転倒防止版を敷く。
非常持ち出し袋は2種類用意
非常袋は、持って逃げるものと、ライフラインが復旧するまでの必需品を入れたものを、二種類準備。一つ目は玄関などすぐに出せる場所に、二つ目は車などに用意しておくとよいでしょう。備蓄品は、「7日分」をめやすに。子どもの年齢で、入れるものも変わります。定期的に見直しを!
防災グッズに、子どもの必需品をプラス!
- オムツ
日頃からまとめ買いの習慣をつけ、最低3日分は用意しましょう。 - 離乳食+スプーン
開封後、すぐに食べられるものを。スプーンも忘れずに! - 粉ミルク
スティックタイプがオススメ。母乳の場合も必ず用意を。ない場合、スティックシュガーで代用を。 - おやつ
月齢に応じて何種類か用意しましょう。 - ベビー用の水
煮沸済みの水はミルクを作るのに便利です。 - おくるみやバスタオル
防寒用や布団代わりなど、いろいろな用途で活躍します。 - おんぶ紐や抱っこ紐
避難する際に、親は荷物を両手に持つので必要になります。 - おもちゃやぬいぐるみ
子どもの精神安定になります。最低1つは用意してあげましょう。
これも必須!
- 母子手帳
- 健康保険証、医療証
- 薬
- 哺乳瓶消毒剤
- 名札(迷子札)
- くつ
- 着替え
- ウエットティッシュ(おしりふき)
- ポリ袋
- カセットコンロ+カセットボンベ
- マスク(震災後はホコリなどが舞い、空気が汚れる)
- 生理用ナプキン(避難所ではなかなか言い出しにくいそうです)
あると便利!
- スティックシュガー
ストレスで母乳が出なくなることもあります。砂糖水を、哺乳瓶か、コップで少しずつあげましょう。 - 10円玉(公衆電話用)
- おりものシート(下着の汚れを防ぐ)
- 生理用ショーツ(普通の下着より臭くなりにくい)
常時持ち歩きたいグッズ
- 水
- 飴、チョコ、ガムなどの食べ物
- ライト
- 笛
- ティッシュ、ウェットティッシュ
- ビニール袋
- マスク
- 簡易トイレ
アレルギーがある方の準備
アレルギーがあると、薬がなかったり、避難所などで配布される食料や炊き出しの食事を食べることができないなど様々な不安があります。それなので日頃から災害時に備えた対策を十分にしておく必要があります。今一度確認しておきましょう。
NPO法人アレルギー支援ネットワークHP/災害に備える
緊急時連絡カードを持ち歩こう
非常時の情報をコンパクトに整理しておくと、緊急時にあわてずに済みます。連絡手段や、連絡がとれない場合の集合場所などを書き込み、家族みんなで持ち歩きましょう。
家族情報
- 家族全員の氏名、性別、生年月日、血液型、電話番号、職場の連絡先など
- 健康保険証や生命保険証の保険番号
- 居住地以外の親戚、知人の連絡先
病院情報
- かかりつけの小児科など、病院の連絡先
- 家族みんなの持病、アレルギー、服用している薬
連絡手段
- 災害伝言ダイヤル171の利用方法(各携帯電話会社にもサービスあり)
- ネットしか通じない場合の手段(SNSのメッセージなど)
避難情報
- 自宅、勤務先、保育施設からの避難場所
- 避難ルート
- 待ち合わせ場所
- 非常持ち出しリスト
避難場所の確認を
避難拠点は、最寄りの区立小・中学校です。練馬区防災地図で確認できます。そこまでの安全なルートも、家族みんなで歩いて、事前確認しておきましょう。
地域に顔の見える関係をつくろう
災害時、特に小さい子連れは、周囲の助けなしには生きていけません。実際、阪神淡路大震災では、近隣の協力によって、多くの人が倒壊家屋から救出されました。日頃から、挨拶はもちろん、地域活動に積極的に参加して、地域とのつながりをつくっておきましょう。
自治グループ「避難拠点運営連絡会」
各小中学校に設置。定期的に避難訓練をやっている拠点もあるので、進んで参加しましょう。
町内会に入ろう!
避難訓練の情報などは、回覧板でまわってくることが多いもの。近所のつながりづくりにも、オススメです。