いざ地震が起こってしまったら…慌てずにまずは安全を確保してください…その後さまざまな問題が出てくると思います。
トイレ対策が重要
長い避難生活が予想される場合、衛生を保つことが不可欠に。特にトイレ対策は重要です!
おがくずトイレがオススメ!
- おがくずとゴミ袋を用意。トイレは、便座でもバケツでも可。
- おがくず→便→おがくず→蓋をしておくと、数回は臭くならずに過ごせます。
- 爆発するので、便の袋の口をきつく縛ってはダメ! ゆるくするか、穴を開けること。
簡易トイレの作り方・例
- ダンボールやゴミ箱にポリ袋を入れます。
- おがくずがない場合、中に新聞紙や猫砂を入れ、水分を吸収させます。
簡易オムツ(生理用ナプキン)の作り方・例
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- レジ袋の持ち手の部分と側面の4カ所を切る。
- 開いた部分にタオルをのせる。
- 体の大きさに合わせて余分な部分を折り返す。
- 袋の持ち手の部分を結ぶ。
臭くならない工夫を
- 尿と便を分けておくと臭くなりにくい。尿はペットボトルへ。
- ゴミはベランダ等に溜めることになるので、乾燥させてまとめると◎。
衛生&アレルギー対策
ペットボトルで体を洗う
- 素材の柔らかいペットボトルを活用。フタに押しピンで穴をあけ、水を入れれば、シャワーがわりに。
- 大人はお尻等を清潔に。子どもなら、全身ササッとかけてあげられます。
アレルギーの対応
避難拠点には、アレルギー対応の食品はほとんど用意してありません(調製粉乳は、アレルギー対応したものがあります。アルファ米も、白米であればアレルギーの心配はありません)。アレルギーのある子どもは、親が気を付けてあげましょう。
NPO法人アレルギー支援ネットワークHP/アレルギーっ子の災害対策
電気・ガスなしで作れる「サバイバル飯」
区民防災組織「心のあかりを灯す会」より、緊急時のごはんのポイントを伺いました。冊子『食と防災』もぜひご覧ください。
基本ポイント
備蓄品よりも、「ランニングストック」がオススメ。
- 普段使う食材や缶詰をストックしておき、順繰りに使う(1つ使ったら1つ買い足す)と、備蓄品の賞味期限を気にせずに済みます。
- 災害後、買い物できないことを想定し、今家にあるもので1週間分のメニューを考えてみましょう。
- 急には作れないので、普段から実践しておきましょう。
- 冷凍が溶ける3日目ぐらいが、一番豪華に。それ以降は、特に野菜不足が心配になるので、家庭菜園があるとベスト。
- 近所の人々と仲よくしておくと、買い物の時にも助かります。
ポリ袋を活用ビニール袋を活用
- 食材はポリ袋に入れて調理。混ぜるときも、袋の中で。
- 鍋に入れるときも、ポリ袋に入れたままに。
- 一つの鍋で、全部を調理するのが基本。複数のおかずは、同時に温める。
- 最後に残ったお湯で消毒したり、お茶を淹れたり。水を大切に。
レシピのヒント
- 乾物は、日持ちがいいうえ、洗わないでいいので便利!! 切干大根、春雨、ワカメなどが調理しやすい。
- 出汁がきいていると、満足感がアップ!
- ごはん:米と水を袋に入れ、お湯の中に。20~25分で炊ける。
- パスタ:2分ぐらい火にかける→放置。
- 即席みそ汁:サバ水煮缶+水+味噌で味噌汁に。
- まつたけのお吸い物+そうめんでにゅうめん風に。離乳食にもなります。
- レトルトカレー:お米がない場合、サラダパスタやマカロニを茹でて入れて。薄めれば、離乳食がわりにも。
- 鶏肉の代わりに、こうや豆腐をなんちゃって唐揚げに。
地震で火事が起こったら
練馬で大地震が起こった場合、津波よりも、火事が心配です。消防車は、大災害では、すぐには来ないかもしれません。自分たちで消せる火は消して、消せなければすぐ逃げましょう。
また、道路はでこぼこになり、ベビーカーは危険! 逃げるときは、抱っこかおんぶで。ストールがあれば、即席抱っこひもになります。リュックではなく、釣り用のベストに避難用品を入れ、着て逃げるのも一つの手段です。