記事公開日:2014年3月27日
講座名:子育てがもっと楽しくなる!きほんの写真講座
開催日時:2013年7月9日(火)10~12時
会場:男女共同参画センターえーる
講師:フォトグラファー・栗原美穂
10歳&2歳の姉妹のママ。練馬区在住。子どもや家族写真をメインで活動するフォトグラファー。
http://ameblo.jp/miho-photo37/
当日の様子
区報で発表されてから、あっという間に定員に達した人気企画! 当日は定員20名がきっちり集まり、まずは講義からスタートしました。カメラの構え方から、露出補正などの専門的な話、上達のコツまで、充実の内容に。


その講義を受けて、実践に移ります。各自持参した子どもの思い出グッズを、思い思いにセッティング。15分という短時間ながら、渾身の1枚に挑みました。参加者からの質問にも、たくさん答えてくれた栗原先生。先生が教えてくれたポイントを、ねりこそ流にまとめました!
【前編】ではSTEP1~3までを。(STEP4~は【後編】に)
STEP1.まずは撮る“意識”を変えよう!
STEP2.撮影の基本
STEP3.構図を変えて、引き出しを増やそう!
STEP1.まずは撮る“意識”を変えよう!
- 何をどう撮りたいか、意識することでガラリと変わる!
- 撮れば撮るほど上達する
→そこに意識を加えれば、もっと上手に! - 子どもに「こっち向いて」はホドホドに!
→子どもが固まったり、いつもと同じポーズになったりしてしまう
→声をかけずに撮ろう! - ポイントは“隠し撮り”
→望遠レンズがあると、遠くから気づかれずに撮れる。 - ママと遊びながら撮る撮影
→子どもの楽しい表情が撮れる!
(例)「いないいないばぁ」を活用!
→ファインダーを覗いて、ピントを合わせながら「いないいない……」
→顔をはずして、「ばぁ!」
→赤ちゃんが反応したところで、パシャリ☆ - 「いいな」と思う写真があったら、マネしてみよう
- 「大好きだよ」の気持ちは不可欠!
→ママの愛情に勝る写真はない!
→自信を持って撮ろう!
STEP2.撮影の基本
1.かまえ&手ブレをふせぐ
- ブレの理由は2つ…
1:被写体ブレ→子どもだから仕方ない
2:背景もブレている=手ブレ→ふせげる! - 手ブレは、指に力が入って起こる
→体をなるべく動かさず&シャッターは優しく押す - テーブルなどがあったら、自分の肘を三脚代わりにして固定する
- 壁の近く→壁に体の横をぴったりつけて、固定
- 脇を軽くしめる
- 落下に注意。ストラップは必須!
2.シャッターは半押し
- フォーカスロックした状態で、カメラを動かし、構図を変える
- 動かしていのは、上下左右のみ。
- 前後に動く(寄る、離れる)のは、ピントがズレるのでNG!
- フォーカスロックについて…
・人の黒目にピントを合わせるのがポイント!
(合ってないと、不安な写真or失敗写真に見える)
・意図があれば、あえて他のものにピントを合わせ、顔をぼやかすのもアリ
・オートフォーカスエリア(自動でピントが合う)の設定は、カメラごとに違うので注意!
3.アングル
- ハイアングル=ママの目線から撮る
・赤ちゃんの頭の大きさを強調
・赤ちゃんらしさを表現できる - アイレベル=子どもの目線
・子どもの世界観を表現できる - ローアングル=下から撮る
・ダイナミックさやわんぱくさを表現できる
(例)子どもと青空を入れる→清々しい写真になる - ノーファインダー=ファインダーをのぞかずに撮る
・連写モードで撮る
・20~30枚撮れば、数枚はいい写真が見つかるはず!
STEP3.構図を変えて、引き出しを増やそう!
- 引きと寄り
・全体を撮ったら→一部分にクローズする
・赤ちゃんはパーツもかわいい。足、手、耳、ほくろなど、パーツだけの写真も残そう - パパと一緒の写真
・大きさの違いを撮ると、思い出になる!
(例)パパと赤ちゃんの足だけ - タテとヨコ
・同じ写真で、タテ&ヨコ両方をおさえる
・タテ→高さ、奥行きが出る
・ヨコ→広がりが出る - 日の丸構図
・被写体をセンターに置く
・伝えたいことがわかりやすい - 三分割構図
・画面を三分割して、被写体を隅に置き、余白を作る
・フォーカスロックしたあと、ズラすのがポイント
・ストーリー性のある写真になる
・視線は、余白のほうを向くように
・手の動きを入れるとGOOD!