記事公開日:2014年3月27日
講座名:子育てがもっと楽しくなる!きほんの写真講座
【後編】ではSTEP4~7までを。(STEP1~3は【前編】へ。)
STEP4.露出補正&ISO感度&ホワイトバランスなどをマスター!
STEP5.思い出に残そう!
STEP6.よくある質問Q&A
STEP7.“脱オート”で撮った、参加者渾身の1枚!
STEP4.露出補正&ISO感度&ホワイトバランスなどをマスター!
- 明るさが重要!
・まず1枚撮って、明るさをチェックしよう。OKの状態で撮り進めよう!
(例)部屋の中→レースのカーテンを使うと、ふんわり優しい光に - 露出補正とは
・「Evシフト」などと書かれたボタンを、回すなどして設定する(機種によって異なる)
・Mモード、オートでは設定できない
→Pなどのモードに
・「+」にする→白いものをより白く
・「-」にする→黒いものをより黒く - 白トビに注意
・屋外で、露出補正を「+」にすると、白トビしやすい - 順光の落とし穴
・まぶしくてしかめ面になったり、つけまつげが「ひじき(黒い影)」になったり……
→順光ならキレイに撮れるとは限らない! - 逆光を味方に
・逆光でも、露出補正を駆使すれば、キレイに撮れる
(例)逆光&露出補正を「+」に→人物も背景も白くなる - 内臓フラッシュは使わない
・人工光が正面から当たると、不自然な影ができる
・使いたい場合、光を拡散する小物(ストロボディフューザー)を活用 - ISO(イソ)感度
・感度を上げることで、少ない光でも撮れる
・上げすぎると、ノイズが発生
→10000~ノイズがわかる。1000単位なら、ほとんどわからない - ISO感度のめやす
→晴れの屋外 :100~200
→晴れの屋内 :400
→くもりの屋外 :400~800
→くもりの屋内 :400~1600
→夕暮れ、夜屋外:800~
→夜屋内 :1600~ - 露出補正とISO感度の関係
・光源がある→露出補正で対応(屋内でも、くもりでも)
・光源がない→ISO感度で対応
(例)露出を上げて、シャッタースピードが遅くなった場合
→ISOを400くらいにすると、ブレが軽減できる - ホワイトバランス
・白いものを白くとらえ、光源による色かぶりを防ぐ機能
・要は、カラーフィルターをつけるようなもの
(例)くもりのモード→オレンジ色のフィルターをかける→温かい色に(料理などにオススメ)
(例)電球のモード→青いフィルターをかける→爽やか、朝っぽくなる
・普段はオートでOK
→余裕のあるとき、遊んでみよう! - 白ボード、すのこ、バック紙(背景に置く紙)などを使用すると◎
・白ボードは、レフ板がわりにも
STEP5.思い出に残そう!
-
- スクラップブック、デジタルフォトフレームなど、形にして残すことも考えよう
→見て楽しむコミュニケーションツールに…… - バックアップも大切に!
→雷でパソコンから煙……大切な娘のデータが全部ダメに……(先生の実体験!)
→1つじゃなくて、2つ以上のメディアで残すこと
- スクラップブック、デジタルフォトフレームなど、形にして残すことも考えよう
STEP6.よくある質問Q&A
写真が暗くなっちゃう!
露出補正を「+」にするか、ISO感度を上げるかで対応しましょう。
学芸会、発表会など、暗い場所で撮るコツは?
ISO感度を上げて撮りましょう。イルミネーションや夜景なら、どこかに置いて、セルフタイマーで。タイマーを使うと、手ブレがなくなります。三脚があるとベストです。
ピントがなかなか合わないんだけど……
コントラストの浅さ、深さが関係しています。また、白だけなど、明るすぎても合いにくいです。光の状態を変えることで、合いやすくなります。
いつも同じ写真ばかりになります……
たまには泣き顔も撮ってみよう! 写真は平面だけど、見るとミルクのニオイや泣き声もよみがえります。
兄弟や、複数の子どもを撮るコツは?
並んで撮るときは、オヤツを与えたり、「こっちだよ~!」とオモチャを使ったりしています。手前に1人、奥に1人という場合、手前にピントを合わせるのが基本。あえて奥に合わせる場合、手前のボケたものが入る割合を減らすこと。ボケたものの割合が多いと、失敗写真に見えます。
ボカす写真が撮りたいんだけど…
Avモード(絞り優先モード)にして→F値を少なくし→被写体と背景の距離をあけると、ボカした写真が撮れます。
写真スタジオみたいに撮ってみたい!
白いシーツを広げて、露出補正などで明るくすると、それっぽくなります!
もっといろいろ知りたい!
このコラムをチェックしてみてください。
ハッピー・ノート ドットコム/子ども写真の撮り方・残し方
STEP7.“脱オート”で撮った、参加者渾身の1枚!
受講者が撮影した本日のベストショット!