自然のプロ たか爺に聞く! 「子どもの遊び場・遊び方」

コロナ禍の今、子どもたちが、子どもらしく遊べていない状況が続いています。

そこで、ねりこそ団体会員さんである、自然のプロ「自然体感塾ワンダースクール」主宰 太田さん、通称たか爺に「子どもの遊び場、遊び方」と題して、色々お聞きしました!
塾を立ち上げた思いも含め、3回のシリーズでお伝えします。


「自然体感塾ワンダースクール」を立ち上げ、子ども達に自然を体感させる活動をされていますね。

「自然体感塾ワンダースクール」  http://wonderschool.iinaa.net/
「たか爺のワンダースクール通信」  https://blog.goo.ne.jp/wondertakajii

 

なぜ、このような活動をしようと思われたのですか?

春夏秋冬、季節を体で感じながら、友だちといっしょに、旬の生きものたちや旬の野遊びで遊ばせてあげたい。学校からも親からも解放された時間を過ごさせたい。そんな思いで立ち上げたのが文字通りの「在野の私塾」ワンダースクールです。


親子でワンダー「トノサマバッタ狩り大会」より
右で皆に説明をしているメガネの方が、たか爺

 

子どもたちが放課後に走りまわって遊べる場所がない。
みんないろいろな塾やお稽古事があって、放課後に遊べる日や時間も少ない。
アポイントをとらないと、友だちともいっしょに遊べない…。
子どもたちだって、ストレス、たまりますよね。

で、集団で遊ぶということが一番大切な時期に、バーチャルなゲームで一人遊び。
遊び集団がなければ、ケンカだってできませんからね。人を傷つけるってどういうことなのか、わかるわけがない。

友だちと一緒に…。色々な生きものたちとも一緒に…。
春夏秋冬、自然のなかで自由に遊びまわる子どもたちは、本当に皆、活き活きとした表情を見せてくれます。


(親子でワンダー「トノサマバッタ狩り大会」より)

 

自然体感塾ワンダースクールは、テレビゲームが遊びの中心になってしまっている今の子どもたちにとって、いちばん大切な何かを感じてもらえる塾だと自負しております。
今、お勉強やお稽古事の塾はいっぱいあるけれど、中にはこんな塾があってもいいなと思いませんか?

 

活動をする上で、大切にされていることは何ですか?

季節やフィールドによってメインプログラムは設けているものの、子どもたち自身や親子でやりたいことを優先しています。

21年目となる今年度からは、乳幼児から小学生のお子様をもつファミリー会員のみ対象の活動に変更しましたが、元々は放課後、お子さまのみを車で送迎して、自然の中へ連れ出していました。

子どもたちだけをお預かりしていた時は「放し飼い」状態!?
例えば川遊びの場合、浮輪やライフジャケットで川下り中心の子もいれば、ひたすら川の生きものを捕まえたい子もいるし、どっちもやりたい子もいますからね。子どもたちは、目を輝かせて、自由に遊びまわっています。


お電話でお話しした、たか爺は、大変気さくで、話しやすい方でした。私もついつい、モヤモヤ気分をお話しして長くなってしまいました。

20年前から開催している、このワンダースクール。0歳児だった子が、今では中学生となり、イベント開催時にはお手伝いに来てくれることもあるそうです。

中学生になったら子どもは一緒に行動しないよ。旅行にもついてこない。寂しいよ~。だから、遊べる時に、親子一緒に沢山遊んでほしい。
そんな言葉が心に残りました。

第2弾記事もお楽しみに・・・・