アフターコロナの子育てひろば〜大泉ぴよぴよに行ってきました〜

 

緊急事態宣言が解除になり、「新しい生活様式」や「アフターコロナ、Withコロナ」等のキーワードが出てきました。

園や学校などの子ども達の行く先々でも、コロナ対策に基づきルールが変わってきています。
そんな中、練馬区の子育てひろばが6月1日より順次再開しています。

2020年6月の今、子育てひろばはどう変わったのかをぴよぴよ利用者でもある筆者が「大泉ぴよぴよ」にて取材してきました!
所長さんにママパパへの思いを大いに語ってもらったインタビューもあります。

最後に親族以外と対面でお話ししたのはいつだろう?そろそろ外に出てみようかな?まだまだ不安が残るママ、子育てに悩みのあるママもぜひ読んでいただきたいです。

 

1. ココが変わった!

まずはコロナ前後で具体的に何が変わったのかを調べてきました。

1-1. 入室人数制限ができ、定員10組に

利用者およびスタッフの密集を避けるため、定員が10組になりました。
部屋の大きさに基づき定員を計算し、一度に入室できる人数が決まります。この方針は練馬区から出ており、区営の支援センターは全て同じ方針で定員が定められています。
なお、親1人子ども2人でも1組と数えます。

1−2. 消毒タイムのため、13時から14時は利用不可に

13時から14時を消毒タイムとし、時間中は入室できなくなりました。
入館できるのは、上記を除いた9時から13時と、14時から17時です。

また、以前はランチタイムがありましたが現在館内でランチをとることができません。
※水分補給、授乳はOKです。

1−3. 受付が1階に

以前は2階のぴよぴよの部屋に入ってから受付でしたが、現在は1階玄関入ってすぐが受付です。
詳しい受付方法については「おまけ.新しい入館方法(※別ページに遷移します)」をご確認ください。

1−4. おもちゃも変わった!

おもちゃ達も午前と午後で入れ替わり、消毒しづらい布のおもちゃなどは現在下げています。
また、人気のおもちゃ(キッチンコーナー、汽車)を2箇所に分けるなど、レイアウトの変更を行い、子ども達の密集を避けるよう工夫されていました。

新しいマグネットのおもちゃも登場しています!(ひろばのお休み期間中に準備したそうです)

1−5.  一時預かりも定員変更あり

密集を避けるため預かり可能人数が減りました。
前日までの予約:12名→5名、当日の予約:3名→2名に変更されています。

1−6. あげますくださいコーナーはしばらくお休み

1−7. もちろん変わらないこともある!

あたたかな雰囲気はそのまま!取材当日もスタッフさん達が笑顔で迎えてくださいました。
また、コロナ以前と比べて、来館する年齢層の違いは特にないそうです。

 

他のぴよぴよの新型コロナウイルス感染症に係る対応については、練馬区HP(※別ページに遷移します)が参考になります。
民設子育てのひろばについては、疑問点があれば各ひろばに直接お問い合わせください。

 

2.栁所長にインタビュー!

練馬区子ども家庭支援センター 大泉ぴよぴよ所長の栁さんに色々心配事や疑問をインタビューすることができました!

Q:コロナに対する運営方法の工夫を教えてください

A:入り口に入室状況の掲示をしようなど、区からきているものもありますが、運営は各施設に任されています。
現在定員があるため、残念ながら満員の場合入室できないことがあります。
そこで大泉ぴよぴよの場合、受付を従来の2階から1階へ変更しています。お子さんを連れて2階まで上がり、遊んでいるところを見たのに満員で遊べないとなるとお子さんが悲しんでしまうと考えて変更を行いました。
また、1階受付にひろばのスタッフがいることで、満員でも声をかけたりしています。
利用票の記入についても「37.5度以上がコロナの基準とならない」発表を受けて、「平熱か平熱より高いか」「他の症状の有無」を確認するように工夫しています。
入室前の手洗いうがいなど大変だと思いますが、もし親子連れで来て気になるところがあれば教えてくださいね。

Q:子どもがお友達に寄って行ってしまうタイプの場合、
相手の保護者の方が接触を気にしている方もいると思うと悩ましいです。スタッフさんはどうしていますか?

A:ひろばに来たということは、多少人との関わりがあり、ある程度のリスクを許容できる保護者の方だと思っています。
加えて利用者同士はもちろん、スタッフも遊ぼうと寄って来る子どもやママのトイレ中の抱っこなど、接触を避けることは難しいです。
保護者の方が認めてくれているのであれば、お互いの了承の元で関わっていこうと考えています。

Q:子どもが指しゃぶりや何でも舐めてしまうなど、
自分が媒介になってしまうのではないか不安で躊躇しています

A:これは一概に言えないですね。。もちろんスタッフも自分の生活があり、通勤したりお買い物にも行きます。その中で、コロナに限らず「自分が感染する」「自分が媒介になる場合がある」怖さに対する意識を持つよう話をしています。
また、どこまでが良いのだろう、、というママの気持ちもあると思います。怖いなという気持ちと密室育児の天秤でしょうか。大泉ぴよぴよとしては、新しい生活様式の中で前向きにいこうとスタッフと話しをしています。
感染や色々な心配もありますが、家の中で煮詰まって「お子さんのことを可愛く思えない」になる時に、足を運んでほしいと思っています。少しの時間でも来ていただいて、ママが大人と話す時間になれば、子どもを見る目も変わると思います。
やっぱりママがリフレッシュすると、子どもに向かう姿勢も変わってきます。子育てのひろばはそういう場所でもあります。
子ども向けの環境を整えることも大切ですが、ママパパにとっていい場所と感じてもらうことが大切だと考えています。

Q:小さい乳児さん達も来ていますか?

A:3、4ヶ月の子が初めて来館したりしていますよ。

Q:4、5月のひろばお休み中はどのように過ごしていましたか?

A:出勤する人数を減らし、環境整備やおもちゃの作成に注力しました。
また、動画配信を行いました。「動画配信サイトの魅力に取り憑かれて、中々おしまいにできない」という相談が多く入る中、動画配信を行うことでママの悩み事が増えないか心配もありました。練馬区とも相談し、良質な動画の提供はよいのではないか、と考え、大泉ぴよぴよスタッフからのメッセージを添えて動画作成しました。
動画はコチラ→「大泉ぴよぴよ ぴよぴよミニシアター」(※別ページに遷移します)

Q:保健相談所で行なっていた母親教室がお休みになっています。妊婦さんの相談はできますか?

A:答えられる範囲は狭いかもしれませんが、すくすくアドバイザーによる相談を受け付けています。
例えば「赤ちゃんのものを揃えたい」と行った相談に乗ったり、(コロナ関係なく)産後のお手伝いが必要な方に対してヘルパーの紹介を行いました。
なかなか妊婦さんに子育てひろばを知って貰うのが難しく、ポスター掲示やチラシを工夫しているところです。

プログラム「たまごとひよこの まあるい時間(※現在お休み中) 」に参加して、
1~6ヶ月の赤ちゃんと触れ合ったり、ひろばの見学する妊婦さんもいらっしゃいましたよ。
ぜひ足を運んできてくださいね。

Q:電話相談は変わりなく受け付けていますか?

A:やっています。コロナで過ごし方に関する相談が増えると思っていましたが、コロナに関する相談はあまりないですね。
「ご飯を食べない」「おっぱいを飲めているか不安」といった相談が数件ありました。
子どもによって身体のつくりも色々だし、成長の段階も一般的なものを軸にすると「◯ヶ月なのに××しない」とか早い遅いが心配になってしまいますよね。

Q:一時預かりは引き続き実施していますか?

A:実施しています。預かる場合は抱っこをしたり鼻水を拭いたりなど密になるのは避けられないため、ご納得いただいた上で申し込んでくださいね。
預ける理由がなくてずっと一緒でモヤモヤしている時に、少し預けて離れるだけで愛おしさが倍増すると思います。そういう意味でも一時預かり利用してくださいね。
※4月より申し込みはWebできるようになりました。

Q:子育てひろばに来る方、行こうか迷っている方にメッセージをお願いします。

A:いろんな心配はあると思いますが、待ってます❤︎

今は密にならないよう、プログラムを中止しています。いろんな方に来ていただくためにやっていた、集まるようなプログラムが今は難しい状況です。
ですが、子育てに煮詰まったり困っている時は、直接全て取り除くことはできませんが、お話を聞いたり他の人のやっていることを見ることで、ひろばに来るだけでもママの気持ちが柔らかくなるなら、使ってほしいです。助けてーってなったら声をあげていい場所として、ひろばがあります。何かあったときに思い出していただければ。

栁所長、ありがとうございました!!
大泉ぴよぴよの入館方法は【おまけ編】